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売上アップの秘訣!価格設定の心理学的テクニック

売上アップの秘訣!たったこれだけで売れるの?
価格設定の心理学的テクニック

「なぜ1,980円の商品は2,000円より安く感じるのか?」

あなたは自分の商品やサービスの価格をどう決めていますか?

「相場を参考にして適当に決めている…」 「なんとなくキリのいい数字にしている…」

そんな方は要注意!

実は、ちょっとした「価格の見せ方」を変えるだけで、

✅ 購買率が上がる
✅ 「高い」と思われにくくなる
✅ 値下げせずに売れるようになる

といったメリットがあるんです。

その秘密が、「Odd-Number Pricing(端数価格設定)」 という心理学・脳科学に基づいたテクニック。

たとえば、「1,980円」と「2,000円」 は、たった20円の違いですが、多くの消費者は1,980円の方を「圧倒的に安い」と感じます。

この現象には、いくつもの心理的メカニズムが働いています。

この記事では、個人事業主や小規模ビジネスの経営者が売上アップに役立てられる価格設定のコツを、わかりやすく解説します!


1. 端数価格設定(Odd-Number Pricing)とは?

Odd-Number Pricingとは、価格の末尾を「9」「7」「5」などの奇数にする手法です。

たとえば、

✅ 1,980円(2000円より安く感じる)
✅ 3,997円(4,000円よりお得感がある)
✅ 9,999円(10,000円より魅力的)

このように、価格を設定することで「お得感」を演出できます。

では、なぜこのような価格が効果的なのでしょうか?

2. 「なぜ安く見える?」 Odd-Number Pricingの心理学的メカニズム

① 左桁効果(Left-Digit Effect)

人間の脳は、数字を左から右へ読むため、最初の桁の影響を強く受けます。

たとえば、「1,990円」と「2,000円」では、

▶ 1,990円 → 「1,000円台」と認識される
▶ 2,000円 → 「2,000円台」と認識される

実際の価格差は10円しかないのに、1,990円の方が圧倒的に安く感じるのです。

この「左桁効果」を活用すると、商品を値下げせずに「安く見せる」ことができます。

② 認知の流暢性(Processing Fluency)

人は見慣れた情報を処理しやすい性質があります。

例えば、「9で終わる価格」はスーパーや通販サイトでよく見るため、

✅ 違和感を持たれにくい
✅ 価格をスムーズに受け入れやすい

結果として、購買行動が促進されるのです。

③ 価格の丸め誤差(Truncation Effect)

「1,999円」という価格を見たとき、

▶ 本来なら「ほぼ2,000円」と認識するべき
▶ でも実際は「1,900円台」と感じる

これは、人間の脳が価格を大まかに処理するためです。

つまり、Odd-Number Pricingは「実際の価格よりも安く錯覚させる」効果があるのです。

3. Odd-Number Pricingを使った売上アップの具体的な方法

低価格帯の商品 → 「98円」「980円」などの価格にする
高価格帯の商品 → 「9,999円」「19,997円」などの端数価格を設定する
特売・セール時 → 価格を「9」や「7」で終わらせると効果的

たとえば、

  • 10,000円の商品 → 9,997円 にするだけで、心理的にお得感が増す

  • 5,000円のサービス → 4,997円 にするだけで、「4,000円台」に見えてしまう

値引きをせずとも「安く感じさせる」ことができるのが、このテクニックの最大のメリットです!

4. Odd-Number Pricingの弱点と注意点

① 高級感が損なわれることがある

高級ブランドや高単価サービスの場合、「端数価格」は安っぽく見えることがあります。

NG例:「100,000円」の高級商品を「99,999円」にする → 安価な印象に

OK例:プレミアム感を出すために「110,000円」などのキリのいい価格にする

高単価のビジネスでは、価格の端数を意図的にキリの良い数字にすることで「価値の高さ」を演出することができます。

② 「割引商法」と見られる可能性がある

消費者の中には「端数価格=値引きの演出」と見抜く人もいます。

特に、頻繁に割引やセールを行っているブランドは、価格の信頼性を損なわないように注意しましょう。


まとめ|あなたのビジネスにすぐ活かせる価格設定のコツ

価格設定は、ただの数字ではありません。

「心理学」や「脳科学」を活用することで、売上を大きく左右するのです。

Odd-Number Pricingを活用すると「安く感じさせる」ことができる
左桁効果・認知の流暢性・価格の丸め誤差をうまく利用する
値下げせずに売れる価格を設定することで利益を最大化できる

あなたの商品・サービスの価格、ちょっと見直してみませんか?

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