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若きウェブ担当の悩み…経営者が知らない課題の本質とは?

ちょっと前に異業種交流会に出まくっていたことがあります。

そこで名刺交換をすると、社員がそれほど多くない中小企業のWeb担当者の人から
かなりの高確率で

『WEbのコンサルですか〜』
『うちの会社で今XXXで困ってまして…』

という会話からミニミニ相談会みたいな話になったことがあります。

社員が2、30名の会社の、あるあるみたいな話ですが、
中小の会社のWeb担は、

その会社で一番若くて、パソコンが1番得意な社員

が任命(アサイン)されたりします。

もっと、小さい会社だと、アサインとかという話ではなくて

『○○さん、パソコン得意だからホームページも更新してね』
という感じで、

いつの間にかWeb担やってます!

みたいな人から異業種交流会で
いろんな悩みを打ち明けられるわけですよ。

ハッキリ言って、無茶振りというか、
PCが得意なのとWEBライティングや
マーケティングができるのは全く違う知識です。

でも、パソコンが得意でない経営者とか、
ネットリテラシーの低い上司にとっては
ブラインドタッチできるだけで

『マジ天才かよ〜!』

と、気軽にお願いしちゃうわけです。

 

僕が学生だった時に大学で航空工学を勉強してた時の話で、
夏休みに田舎に帰った時にオフクロから

『テレビが壊れたから直してくれ』

と真顔で修理を頼まれたことを思い出します。

『そんなの直せるわけねーだろ!』

と言うと、

『大学でロケットの勉強してるのにテレビくらい直せないの?』

とこれまた、真顔で言われました。

 

『もう、パソコンとかWebとか、とにかく電気で動いているものは、理系の大学出ている奴ならなんとかしてくれるだろう』

とか、

よくわからない人にとって、とても便利なバイアスがかかっているんですね。

で、
話をいつの間にかWeb担やってますの人に戻すと、

パソコンはある程度使いこなすけど

ほとんどの人が

サーバーとかFTPとかHTMLとかCSSとか

もうなんだかチンプンカンプンで

『こりゃ〜片手間でできる仕事じゃねーだろー!!』と内心ブチ切れなんですよ!社長さんw

てな話を異業種交流会で聞いてて思ったことがあります。

Web担当に必要なのは
小手先のテクニックより
マーケティングの知識

パソコンが得意なことと、ネットで集客して商品・サービスを売るのは全く違うスキルです。

見よう見まねで作ったコンテンツやセールスページや、付け焼き刃のSEO対策ではアクセスも集まらず、たまたまパソコンが得意なだけで任命された若きWeb担当は途方にくれてしまいます。

そんな時にたまたま異業種交流会で出会った僕のような「なんかWebに詳しそう!」という人に

『SNSとかブログとか何やったらいいですかね〜』

みたいな相談になったりするわけです。

そこで
『インスタでこうするとフォロワーが増えるよ』
とか
『ランディングページにこれを入れると反応率が20%アップするよ』
的な話はしますが、
本当に取り組んでもらいたいのは、マーケティングの勉強と実践です。

なぜマーケティング心理を学ぶのか?

なぜマーケティングが必要なのかというと、マーケティングには、ネットで集客してセールスするために必要な、さまざまな心理効果が使われているからです。

コピーライティングや、販売、セールス等がうまい人は、 無意識で心理効果を使っていることもあります。

マーケティング心理を活用するメリットは次の3つです。

・今の時代にあったビジネスで、安定的に売り上げを期待できる
・お客様の気持ちが手に取るようにわかるようになる
・まだ認知がない状態でも、マーケティング心理を活用することで、お客様に集まってもらえる

マーケティングの基礎がわかる
おすすめの本

『なるほどー。マーケティングかあ。で、何からやればいいですかねえ』

と相談された時に必ず紹介する本がこの3冊。

どれも古い本ですが、マーケティングの基礎の基礎の話が書いてある本です。

影響力の武器

返報性の法則とか、一貫性の法則とかすぐに使えるテクニックや、なぜ人はそのような行動をするのかが判るようになる、社会心理学の名著。

シュガーマンのマーケティング30の法則

15年以上売れ続けている超ロングセラーのマーケティング本。
この本を読むとネットで売れているサイトがどの法則を使っているのかが判るようになります。

あなたの会社が90日で儲かる!

これも10年以上前の本ですが、日本で初めてDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)を広めた、神田昌典の名著。
当時、新聞広告からDRMの手法で見込み客を集めてセールスする手法は、今もネットで何かを販売している人のほとんどがコレを取り入れています。

マーケティングは経営者が学んで
社内全体で取り組むべき最重要事項

マーケティングの重要性を、迷える若きWeb担に話すと

『すぐアマゾンで買って読んでみます!』

とやる気満々になりますが、本当にマーケティングに真剣に取り組んでもらいたいのは経営者なんですよね。

マーケティングは、Web担当が一人で会社のHPをいじったところで、やれることはたかがしれています。

会社の体制うんぬんの話は置いておいて、ネットを使った販売で売り上げが上がらないのでは、Web担当の経験やスキルとかではなくて、マーケティングを知らないからです。

もっと言うなら、マーケティングは経営者が自ら率先して、商品企画、販売、営業のスタッフ全員で取り組むことなんですよ!

この話はちょっと長くなるので、別のブログ記事で書こうと思います。

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